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大学入試システム


オーストラリアの大学に入学するための教育システムは日本のシステムとは異なります。オーストラリアの大学入試システムを理解することで、オーストラリアの教育制度の形が見えてくると思います。

日本との違い


日本の大学入試制度と比較して、違うところをまとめます。

 最終2学年は、入試希望教科のみの勉強  オーストラリアの場合、義務教育は日本よりも1年長い10年間。そして、日本の高校2年3年の期間が大学入試のための期間になります。
大学入学を希望する生徒は、5教科以上の教科を選択し、その選択した教科のみを学校で学びます。
教科に難易度があります   卒業統一試験の得点算出方法の項目でも説明しますが、オーストラリアではスケーリングという教科の難易度を比較して平等に得点を算出するようにしています。
ですので、教科選択も得点を上げるための戦略になります。
州ごとに教育システムが異なります   オーストラリアでは、大学入試に直結する卒業統一試験は州ごとに実施します。その実施した得点をオーストラリアの大学基準得点(ATAR)に換算して、希望大学、学部を考えます。
 学校の成績は到達度評価  オーストラリアの大学入試では、学校の得点も重視されます。しかし、日本のように学校の成績を相対評価のようにしてしまうと、学校のレベル高い学校は不利になってしまいます。
そのため、オーストラリアでは、到達度評価を成績の基準にしています。ですので、すべての学校が同じ基準ですので進学校に行くと成績が悪くなるということはありません。
 ATARのポイントを考慮した大学選び  オーストラリアの場合は、日本のような希望する大学ごとに入試を行うことはありません。大学入試センターに、自分の希望する大学をいくつか記入して、成績上位者から合格が順次決定します。
学力上位からの合格選定ですので、基本的には大学に入学できないことはありません。また、成績が不服としても翌年に再度受験することも当然できません。

オーストラリアの場合は、95%以上の大学が国立大学であり、そのために卒業する生徒の人数に合わせて定員を決めるために、定員をオーバーしたりすることはありません。普段の学校の成績がとても大きな比重を占めます。

卒業統一試験


オーストラリアでは、一部の州を除き 最終学年のyear12は3学期(9月下旬)に終了し、4学期は卒業統一試験を受けることになります。

卒業統一試験は、基本的に1教科1日かかり、自分が選択した5教科または6教科を指定された日に受けることになります。

この卒業統一試験の得点と学校での2年間の授業の得点とを足した点数が各州の卒業統一試験のスコアになります。スコアのポイントに関しては各州でそれぞれ計算方法が異なります。その各州の得点をオーストラリア全体のポイントにしたものがATARと言います。

卒業統一試験の得点算出方法


学校での得点に関しては、特別指定校(セレクティブ、キャッチメント等)は学力の高い生徒が多く、都心と田舎では学力の差はかなりあるとの統計も出ています。

学校での得点に関しては、学校内での順位によって成績が出るわけではなく、あくまでもその教科に対する難解度等を考慮に入れて成績を出すために、どの学校で勉強しても成績に関しては平等性を保っていると考えてもらっていいと思います。

試験でのある教科のレベル区分も、オーストラリアでは、例えば英語の選択に対してもレベル別や留学生の英語など4段階前後に分かれます。
これは、日本でいう、現代文、古典、漢文のような分け方ではなく、レベルわけです。そうなれば高いレベルの教科を受ける方が有利になることになります。ですので、得点に関しても、高いレベルの教科が高得点になるようになっています。ただし、実際は高いレベルの教科であまり良い得点を取れない場合は、低い教科で高得点を取った方が換算点も高くなりますので、その点も理解する必要があります。

     
上記の得点は50点満点に換算した点数です。つまり数学専門で100点満点のテストで平均点の60点を取ったとします。そうすると、スケーリング後の点数は、43点になります。(50点満点)一方、英語標準で100点満点のテストで平均点が60点で、80点を取ったとします。そうすると、スケーリング後の点数は標準偏差を考慮に入れなければなりませんが、33点前後になります。
つまり、教科のレベル差を考慮に入れて得点を算出すると、教科によっては、平均点よりも高い点数をとっても、ある教科の平均点よりも低い得点の教科よりもスケーリング後の得点は逆転して高くなるということです。

ATAR


ATARとは Australian Tertiary Admission Rank の略で、各州の卒業統一試験の成績をオーストラリアの大学のスコアにするのが、ATARの得点になります。

ATARの得点イコール州の統一試験の得点にはなりません。各自がこのATARの得点から志望大学、志望学部を決めることになります。
   

大学名よりも学部優先


オーストラリアの場合は、大学名よりも学部が大切になります

ですので、一般的には医学部、法学部などが高くなりますが、同じ学部でも先行する学科によって大きく異なり、日本では入学後に選択する学科もオーストラリアでは入学前に決まります。

また、田舎の大学と都心の大学との格差も大きく、世界大学ランキング上位のメルボルン大学、オーストラリア国立、シドニー大学などでも農学部などであれば容易に入学することが可能です。

オーストラリアの大学は卒業できる保証はない


よく聞く言葉だと思いますが、オーストラリアの大学は入学ができても、卒業できる保証は全くありません。

日本人がオーストラリアの大学で勉強している。などの場合は、ほとんどの場合は聴講生のような体験入学や単位取得留学の場合が多く、日本の大学のような簡単に卒業できる保証はないです。